【竜王戦 第2組】村上 慈明 七段 ー 藤井 猛 九段戦の感想 (前編)
ども、たきたきでっす。
普段は自分の対局に対する振り返りがメインなのですが、先週(2019年1月11日(金))に行われた竜王戦の予選で藤井猛九段が四間飛車で見事に勝利したので棋譜並べをしてみたので振り返ってみたいと思います。
長くなりそうなので複数回に分けて書いてみようと思います。
初手☗26歩から☖34歩☗76歩☖44歩☗48銀ときて、
四間飛車キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
やはり藤井先生の四間飛車はテンションが上りますね。
☗56歩に対して、
☖72銀と銀が立ち上がりました。 居玉のまま美濃囲いの形だけ作るのは藤井システム序盤の立ち上がりですね。
☗68玉と囲いに行ったので、
☖94歩と端歩を突きました。 後手が深く玉を囲う(穴熊)のであればさらに突いて端を詰める構想なのかなと。
さらに☗78玉とさらに深く囲ったところで、
☖33角と上がりました。 自分だったら☖64歩や☖73歩を指しそうなのですが、まだ慌てなくて良いのですかね。 次に、☗25歩と飛車先の歩を伸ばしてきました。
このタイミングで☖52金左と美濃囲いの囲いだけは先に完成しました。 先手が急戦で来るのであれば☖62玉〜☖71玉〜☖82玉と進めて行く感じなのでしょうか。
続いて☗58金と舟囲いがほぼ完成したところで、
☖95歩と端を突き越しました。 続いて、☗77角と玉を深く囲うのを見て、
☖64歩と上がりました。 ここでも☖74歩ではないのかと思ったりしました。
続いて先手が指した手が、
☗36歩。 これは急戦を匂わせた手なので、
☖62玉と居玉を解消しました。 次に先手が☗37銀と行けば急戦なのかと思いましたが、☗57銀としたので持久戦模様になりました。 藤井九段の指した手は、
☖32銀とようやく左銀が動き始めました。 自分の場合は銀はすぐに32に移動させたがるのですが後手番の場合はこのタイミングで動かすのが良いのですかね。
先手は☗88玉と深く囲ってきました。
そして☖74歩と次に桂馬の活用ができるようになりました。 ☗66歩と将来の☖65桂に備えた手を指すと、
☖73桂と右桂が動きだしました。 ☗67金と上部を手厚くしてきて、
四間飛車党であればみんな大好き、☖45歩がここで出ました。 角道と飛車道を一手で同時に伸ばせるので気持ちいいですよねw
☗78金とさらに守りを固め、
☖84歩としました。 この局面で☖84歩と指されるのは初めてとのことでした。
☗38飛と3筋に飛車を移動したので、
☖43銀と上がりました。 これは、次に☖32飛をするために銀を前に進出させたのかと思います。
☗35歩と突いてきたので☖同歩☗同飛と進み、
☖32飛と後手も3筋に飛車を動かしました。 ☗37桂とされ、先手陣の右側がさばけてきましたがここで、
☖65桂と跳ねました。 ここで☗同歩としてしまうと、☖77角成☗同桂☖35飛となり後手勝勢となってしまうので、
☗68角と角を逃しました。 ☖57桂成☗同角と進み、最後の同角で35にいる飛車に紐がつきました。 で、続いて後手が指した手が、
☖58銀と早速銀を打ってきました。 自分もここは☖58銀かなと思っていたので当たって嬉しかったですw で、先手が指した手が、
☗45桂と角取りに攻めに出てきました。☖67銀成☗同金☖22角と進みました。
駒割りは後手のほうがやや得している状態。 ここで先手が指した手は、
☗33歩と後手の左桂を捌かせる展開となり、☖33同桂☗同桂☖同飛☗同飛☖同角と進みました。
これだけキレイに捌けると気持ちいいですよねぇ…w
続きはまた後ほど更新したいと思います!
更新しました!