後手四間飛車vs先手棒銀について実戦譜より
ども、たきたきでっす。
5/13に行われたリコー杯女流王座戦で四間飛車を後手が採用した対局があったので途中まで紹介してみたいと思います(水町みゆ女流2級と小野ゆかりアマとの対局。 対局の棋譜はこちらに)
☗76歩☖34歩☗26歩☖44歩☗48銀☖42飛と後手の戦型が四間飛車に。
続いて、☗56歩☖72銀☗68玉☖62玉☗78玉☖71玉☗58金☖32銀☗96歩☖94歩☗68銀☖82玉☗57銀と急戦模様に(一般的に居飛車側の左銀が57(先手の場合は53)に来たときは急戦)
続いて、☖52金☗36歩☖33角☗25歩☖43銀☗68金☖54歩☗46歩☖64歩☗37銀☖12香
最後の12香と上がるタイミングが実戦だといつもわからないんですよね…w 開戦が近くなってきたらなんですかね。
続いて☗26銀と上がったタイミングで☖32飛と飛車を振る! ここで振らないと棒銀の受けが間に合わないです。 ☖12香はこの飛車を振る前にやっておいた方が良いんですかねぇ。
☗16歩☖14歩☗35歩と歩と歩がぶつかったタイミングで☖51角と角を引くのが定石。 ここで☗同歩としてしまうと棒銀が炸裂してしまうのでここはこの1手です。
☗38飛☖62角☗34歩☖同銀☗45歩☖43金と進みました。 先手が38に飛車を振ってきたら62角に転回して応援を送るのがコツです。 ☖43金までで☗35歩と打つと銀が上がれなくなるので棒銀失敗になります。
☗44歩☖同金☗45歩とここまでがほぼほぼ定石となっております。 同一局面は公式戦で幾度となく行われているみたいなのでここまでの流れは押さえておいた方が良いのかなと思います。 自分も勉強はしてるんですけどなかなかスラスラとここまで指すことはできないですね…w
ちなみに先後逆なのですが、
ほぼほぼ同じ局面で解説されておりました(四間飛車を指しこなす本〈1〉 (最強将棋塾))
今回の対局では、
☖37歩と叩いてました。 ☗同飛☖36歩☗同飛☖45金☗39飛☖55歩と進行
この局面だとわずかに後手が良い感じっぽいです(☖55歩でなく☖26角と銀を取るてもありそうですが、☗33歩の切り返しがある)
なかなかアマチュア同士ではここまで指せないのでリアルタイムでこういう対局を実際に見れるとなんか嬉しくなりますねw